2011年1月13日 of GAIPRO.NEWS

milk_btn_prev.png

milk_btn_next.png

MacBookAir 11.6"で夢の映像編集

2011.1.13

IMG_0023.JPG

 年末年始進行の仕事の影響で、筆者が完全にアウト。すっかり更新が遅れてしまった。月3本のペースを目標としているので、今後はなるべく合間を見て更新したいと思う。なので、時々のぞいてやってくださいませ。
 さて、去年の後半に発売されたMacBookAir、以前のモデルからCPUのスペックダウンはしたが、搭載メモリが4GBまで可能になり、USBも2つに増え、ハードディスクを排して独自のフラッシュストレージを採用するなど全体的にものすごく進化している。さらにグラフィックカードも一気に強化された。これを映像編集に使いたいとニンマリしている方々も少なくないハズ。というわけで、実際に弊社ではMacBookAirを購入して、いざ映像編集!


これはすごい!片手で持ち運べる映像編集機

EOS7DiMovieでの編集は「楽しい」
 MacBookAirは13インチと11.6インチの2種類出ている。当然13インチのほうが詰めるストレージや画面の大きさなどのアドバンテージはあるものの、メモリ搭載要領やグラフィックチップなどは同じ。弊社は「夢の映像編集」を実践するために、あえて11.3インチの「手のひらMac」を購入。BTOでCPUは1.6GHz Intel Core 2 Duo 、メモリを4GB、フラッシュストレージは128GBと最高のスペックにして12万8千なんぼ。安すぎる…。いままでのAppleでないみたいな安さだ。すでにバンドルされているiMovieでさっそく編集を試みた。iMovieの映像編集ソフトとしてのポテンシャルの凄さはまたの機会に書きたいと思うが、iLife9からは映像編集の概念が変わる直感的なインターフェイスを備え、とても編集しやすい、いや、編集が楽しくなるソフトに仕上がっている。もちろん業務用途ではやりたいことが限定されてしまうが、きちんと機能を覚えれば、ちょっと凝ったWEB用の映像なども担当者レベルで簡単に編集できてしまう脅威のソフトと思っている。


IMG_0664.JPGカフェ編集はじめました。
 このiMovieに弊社にあるPanaのGH2で撮影した高品質のAVCHDの映像を取り込む。さすがにフルハイビジョンの1920x1080だと動作がもたつくと思い、取り込みは大の960x540。筆者の経験上、その解像度でも、最終的に1280x720で書き出せば、自宅のVIERA50インチで見てもさほど気にならない解像度。ましてやWEB用映像ではこのくらいの解像度で十分だと思っている。
 実際の編集のフィーリングと言えば、予想を超えた驚くレスポンス!たしかにトランジションなどはモタつく部分があるが、比較的サクサク動いて楽しく編集できた。これはCPUのスピードではなく、フラッシュストレージの早さやメモリ搭載の余裕から来るものもあると思う。これなら十分に実用に耐えうる。ということで、筆者の子供の正月映像を、MacBookAirとiMovieを使って週末カフェで編集作業。コーヒー片手に、うーん、楽しいなあ映像編集って。というか、こういう時代が来てしまったのかとすこし怖くなった。


片手に乗るFinalCutProマシン?

IMG_0015.JPGオフライン編集は十分!ところで、FinalCutProはこのMacBookAir11.3で動くのか、映像編集者にとっては気になるところ。弊社には2つのFinalCutPro3のライセンスがあり、一方はデスクトップ機のみのインストールのため、同時使用しないという規約のもと、MacBookAir11.3にインストールしてみた。もちろんMacBookAirはAppleの推奨環境ではない。しかしながらメモリも4GB搭載できる上、グラフィックチップもNVIDIA GeForce 320M、さらにフラッシュストレージの早さは気になるところ。HD編集はまた別の機会にやってみるとして、まずはSD編集(DV-NTSC)をしてみる。FCP立ち上げの際に解像度が対応していないとのアラートが出るが、無視して続行。結果としては十分快適に編集できる!外付けUSBのHDからの編集は若干モタつくものの、一旦内蔵のフラッシュストレージにデータをコピーして使用するとかなり快適。128GBのフラッシュストレージに、アプリケーションなど節約してインストールすれば、90GBくらいの空き容量は確保できる。事実、SD納品の案件で、仕上げなければならない仕事が一個あったが、休日にMacBookAirの内蔵FSにデータをコピーし、近くのスーパー銭湯の食堂で仕上げてしまった。3ストリームくらいならリアルタイムでテロップも合成してくれるし、簡単なトランジションもリアルタイムだ。たしかに、ディスプレイの大きさからすれば、凝った編集など長時間やっていると疲れてしまうが、例えばオフライン的な編集であれば十分使える。とりあえずSD編集であれば、手のひらで持ち運べる、まさに夢の編集機になる。HD編集も、HDVであればオフライン編集は十分可能であった。次回はProResでの編集を検証してみたいと思う。


外部HDはUSBのみ、バスパワー駆動は要注意

P1000418.JPGSD編集であれば、大抵は100GB程度で十分に1案件が収まると思うが、長尺のものなど、大容量のHDから編集したいと思ったら選択脇としてはUSB接続のHDのみとなる。ただし、バスパワー駆動は注意が必要で、短いケーブルでないと電源不足でHDが途中でデスクトップから消える。「データが壊れる可能性がある」という恐ろしいアラートが頻繁に出る。秋葉館などで販売してる30cm程度の短いUSBで接続したら、問題なくバスパワーで使用できがた、やはりここらへんは不安が残る。用途しては、やはり内蔵のフラッシュストレージに一旦データをコピーして使用するのが懸命かもしれない。それ以上の編集が必要な場合は、無理にMacBookAirで編集する必要も無いと思う。しかしながら、MacBookAir11.3インチでの映像編集は携帯デスクトップビデオの未来を見せてくれた。撮影や打ち合わせの待ち時間の合間に、地方ロケ先で時間が余ってしまった時に、新幹線や飛行機の移動中に、など、忙しい時期にはいろいろな場面で活用でき、時間の有効活用に一役買いそうだ。



GAIPROMOTION on Facebook

milk_btn_prev.png

milk_btn_next.png

お問い合わせ

LinkIconinfo@gaipromotion.co.jp

〒154-0004
東京都世田谷区太子堂
3-14-8
太子堂COMPLEX 2F
TEL/FAX 03.5787.6511